自然に生かされている、ということ。
先日の水害、連日の猛暑。
本当に 辛く大変な生活を余儀なくされている被災地の皆様には、只々、どうかご自愛ください、そして、一日も早く安眠できますよう、祈るばかりです。
その水害が起こる前、京都の美山で養生講座に参加してきました。
京都市内から車で1時間半ほど。
茅葺きの民家や田畑が広がり、北山杉に囲まれた里山です。
この時期に整えたい骨盤にフォーカスした養生講座でしたが、座学だけでなく、ヨガで実際に身体を動かしたり、巡りを良くするランチは美山の食材を使い、森林浴ウォーキングやハーブ・バス作りを通してリラックスを得たり、盛り沢山の一日を過ごしました。
私は、食養生を季節に合わせて食卓に取り入れたりはしていましたが、トータルコーディネートされたこの試みは、自然と寄り添った養生を強く意識できました。
食だけでなく、適度な運動、リラックス法、里山を歩いて知る自然の成り立ち、その力。
美山の美しい里山の風景が、心を充してくれたのかもしれませんが、街中では得られない充足感は、やはり自然の中に私たちへ何かしら与えてくれる力が宿っているからこそだと思いました。
私たちの先祖が、まだ科学的な見解もなかった頃から、自然の恵みを最大限に生かし、暮らしに取り入れ、持続可能な生活を営んでいたのですよね。
多少の不自由さ不便はあっても、十分に生きて行ける暮らしを築いて来たのです。
今の私たちは、便利で何不自由の無い生活を、お金を出せば幾らでも叶えられるでしょう。
でも、それができなくなったら…私たちは脆いものでしょう。。
今回の地震や水害は、日本は自然災害大国だ、ということを再認識しました。
自然の猛威には私たちは抗えません。
起こってしまった事にどう対処するか、改めて考えさせられました。
日本は天災の国だけど、だからこそ豊かな国だと、聞いて来ました。
台風や火山のおかげで、海の底の栄養分が上まで上がって来て海を豊かにしたり、マグマの中のミネラルが土を肥やして作物がよく実ると。
本当は、日本に住むということは、その恵をいただきながら、一緒に自然の猛威も受け入れなくてはいけないということだということ、受け入れる覚悟と準備、その方法について、もっとしっかり持続可能性も含めて検討しなくてはいけないこと、改めて考えさせられました。
主催の美山里山舎の中園さんからのメールに、本当にその通りだなと感銘を受けました。
私たち一人ひとりが、少し意識の方向性を変えたり、話題にしてみるだけでも良いと思います。
都市中心型の社会も見直されてきているのですから、ちょっと里山暮らしを覗きに行きませんか?
と、お誘いです(^-^)。
※養生講座が気になる方☟どうぞ
美山里山舎 http://satoyama-sha.com/
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